象と空

通天閣明日は秋色知らんけど

通天閣明日は秋色知らんけど

最近流行の
大阪言葉で書いてみた。
きっちり言い切ったあとに
「知らんけど」とつける。
この否定は肯定の確認?
大阪弁とは違う言葉のクセである。
「知らんけど」。

金閣寺快楽的に蝉が鳴く

 金閣寺快楽的に蝉が鳴く

蝉の声を聞かなくなった。
あの凶器のような蝉の声はなんだったのだろう。
それを振り返りながら書いた。

来年の夏、私たちに命あるのかと・・・?

リモコンの液晶消える蝉の声

リモコンの液晶消える蝉の声

1週間前の早朝に母が死んだ。
93歳であった。
看病の約10日間、
ベッドの傍で母の姿を俳句に書いた。
30句ほど。
いつか発表するかもしれない。

これからお盆というと
母を思い出すのだろうなあ。

うなぎ裂くうのめたかのめにゃんこの目 

うなぎ裂くうのめたかのめにゃんこの目 

鰻屋の親父が鰻をまさに裂いていた。
鰻丼を置いたまま
その手もとに見とれていた。
鰻屋の親父、
鰻の骨をかざし、食べるか?と問う。
その骨がまた旨かった。

ひと夏のひまにまかせてひも拾う  

 ひと夏のひまにまかせてひも拾う  

7月もあと1日。
蝉が鳴き、猛暑日・熱帯夜が続くけれど
確実に秋に向かっている。
そんな「時」を思いながら書いた1句。

情景も、具体性も何にもないから
「ひ」音で色づけをした。
は行での韻はややインパクトに欠けると感じた。
しかし、そのぐだぐだ感というか
締まりのなさが切ない?と思っている。

緊張の日本の夏よ梅を干す

 緊張の日本の夏よ梅を干す

下五で悩んでいる。
当初は
 緊張の日本の夏よメロンパン
  
「メロンパン」では緊張感が不足していると
「梅を干す」とした。

ああ、口の中が梅干し体制になってきた。

日盛りをくぐるしゃがむ邪推する

日盛りをくぐるしゃがむ邪推する
 
週に一句しか掲出できない。
集中できない。
なんとか新しくしたいのだけれど
常識の壁が越えられない。

この句は3つの動詞を並べてみた。
どうだろう。

平成のとどのつまりの夏まつり

平成のとどのつまりの夏まつり

京都祇園祭、大阪天神祭・・
夏まつりの季節。

今年は平成最後のまつり?

7月末刊の愚生の第3句集
タイトルは「とどのまつり」。
俳句を新しくしたい。
3合目あたりを徘徊していると
自認のつもり。


老いてよし仲よし恋よしラムネよし

老いてよし仲よし恋よしラムネよし

かなり面白いと思っている。
最近、俳句は
「面白いこと」「新しいこと」と
割り切っている。
月並みではなく、新鮮で、前向きであること。
と、思いつつも「敗北の詩」も捨てきれずにいるが。

愚生の第3句集「とどのまつり」、
今月末に上梓する。

仏滅の仏頂面の仏法僧

仏滅の仏頂面の仏法僧

なんかうまくいったなあ!
とほくそ笑む作者である。
こんなに言葉遊びがうまくいくことは
なかなかない。

ときに、作者の住んでいる付近で
ここ2,3日、仏法僧が鳴く。
(仏法僧は鳴かなくて、
鳴いているのは木の葉木菟だそうだが)
少し気味悪く、やや面白い。

この句、調子に乗って
2つの句会で投句した。