象と空

一月のあなごの長さ犬の影 

  一月のあなごの長さ犬の影 

面白いと思っているけれど
受け入れられないよなあと思っている句。

「一月の」で切れるのか
「一月のあなご」なのか。
「あなご」は夏の季語だから・・・。
俳句のプロたちはきっと手強い。
でも、「あなごの長さ」から
冬の「犬の影」に展開するところが面白いでしょう!

大寒やたとえば鬼が寿司にぎる

  大寒やたとえば鬼が寿司にぎる

大寒である。
もう20年近く前の作品である。
この季節になると思い出す句である。
おこがましいが
代表句はと問われると
この句を口ずさんでしまうのである。
恥ずかしながら
この句を書くまで
<たいかん>と読んでいたのである。

この冬一番の寒波が来週やってくるらしい。

消しゴムの角消していく冬の芯

  消しゴムの角消していく冬の芯

日常から何となく角が消えていく。
どんどんどんどん角が消えていくと
何が残るのか。
そんなことをぼんやり考えた。
「ぼんやり」の句なのだ。

ツナ缶の缶を落として冬夕焼け

  ツナ缶の缶を落として冬夕焼け

新しい年に心身がなじみ始めている。
俳句もとても日常的になってきた。

今年はもっと攻撃的な俳句を書こう、と思う。
どう攻撃的なのか。
イメージはあるが、言葉で言い表せない。
ただ、この句のような「柔らかさ」ではない。


ごちゃごちゃの元旦角に座る人

ごちゃごちゃの元旦角に座る人

2018年はこの句でスタートです。

元日の朝日新聞 鷲田清一のコラムから
新年の一文字として
「雑」のイメージをいただいて・・・。

新しい年もどうぞよろしく。