象と空

吟行

吟行句会が苦手だ。
その理由の一つは
即興で俳句を書かなければならないから。
もともと俳句は「即興」とか
「挨拶」とかを要求されるのだけれど
それがとことん苦手。

作風とかいう大げさなものではないけれど
見たものをそのまま受け入れて、
何らかの見どころをつくって書き写す。
いわゆる「写生句」のような「作風」ではないから
というところにも問題がある。

「写生句」を主に書く俳句人だって
「見どころ」を構成していくのに
苦労をしていることは十分に承知している。

「具体」をあるときは「抽象」へ、
あるいは「象徴」へと置き換えていく。
この作業はかなりの時間が必要なのだ。

先週末、京都へ吟行へ出かけた。
選を何票かいただいた作品を例にすると。

 揚羽蝶森の木々に化身する

 雲切れる忍者が潜む夏障子

 老人の歩行面倒詩仙堂

この3句を昨日次のように推敲、手直しした。

 揚羽蝶森の木々の化身たち

 雲の影忍者の影か夏障子

 夏草や道草面倒詩仙堂

この位の推敲は吟行現場でできないといけない。
(ひと晩寝ないと、少し距離がおけない才能なので・・。)
スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック