象と空

は~発見!自由自在に、柔軟に


春の雪ピアニストの指細い

日頃見慣れている風景やカタチがふとしたことで、いつもと違うものに見えたりすることがある。
たとえば、ピアニストの「指」。
いつもなら、「指」に目がいくことはないのだけれど、
何かの拍子で「えっ」と初めて見るような驚きに包まれる。
妙なる調べに酔いしれて、それに気づいたり、
窓の外の春の雪に誘発されて、それを発見したり。
緊張感の中の心の小さな動きが発見に結びつくのだ。

水色の軍艦眠る森の秋

俳句は「発見の詩」といっても過言ではない。
物ごとの新しい面を見つけること。
それは目の前のものに気づくことだけではなく、
アタマの中で新しい風景をつくってしまうような発見もある。
「水色の軍艦」なんて実際はない。
でも、アタマの中でそれをイメージする発見。
これも楽しいことだ。

  古池や蛙飛び込む水の音
おなじみの芭蕉の句も「発見」の句。
「蛙が水に飛び込む」というきわめて当たり前のことが作品になっている。
平安時代から詩歌の世界では蛙は「鳴く」ものとして扱われてきた。
ところが芭蕉は「飛ぶ蛙」を発見したのだ。そこがエライ。

このように「発見」にもいろいろな種類がある。
いずれにしても新しい目、視点でとらえること。
それが句の中心になっている。
正岡子規を引っ張り出すこともないけれど、
発見のない句を「月並み」と評して忌み、
新しい俳句づくりを目指した。
もちろん、発見には自由な、柔らかいアタマが必要といえる。
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コメント


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ご無沙汰してます(汗)
頭の中で風景を作って(思い出して)発見して俳句にするのは私もよくします。。
柔軟な頭も大事ですよね。
アルバイトで頭がいっぱいになると納得のいく俳句が作れません。。。

俳句のいろは、勉強になります^^

聖鈴 | URL | 2011年03月14日(Mon)17:30 [EDIT]


大変な時ですから

お久しぶりです。
いやあ、大変な時なので、ワタシもこの続きを
アップしていいのかと迷っています。
しばらく静観するつもりではあります?
早く句会などできる気分になりたいです。

ソーラ | URL | 2011年03月15日(Tue)11:30 [EDIT]


 

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