象と空

句会投句作品

28日に俳人ホームの句会。
こんな当季雑詠5句を投句した。
いま考えている作品範囲の
広がりを見せたつもり。

天空へ秋のうぐいす追いつかず

秋の鐘鰺のはらわた抜いている

秋空はパリッとしている塔へ上る

半島に珈琲館あり穂の色の

秋競馬詐欺師の老婆勝ち続け

最近は「綺麗な句」も範囲に入ってきた(つもり)。

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ドラマをつくる

俳句の書き方の1つとして
ドラマを作り上げるという方法をとることがある。

俳句はリアルでなければならない!なんて
この書き方に激しく注文をする人がいる。
「嘘を書いてはならない」などと。

とんでもない。
芸術(それほど大げさでなくてもいいのだが)は
嘘をどう上手につくかなのだ。


 老人の振り上げる杖秋の蛇

ここからどんなドラマを読者の皆さんは
つくってくれるのか
それが楽しみである。

やっとできた!

またまた長いスランプで
言葉の収集をしているだけの日々が
続きました。

今日、やっとそれをつなぐことができました。
できの善し悪しはどうでもいい。
五七五のドラマをつくることができた、
それが嬉しいのです。

  秋競馬詐欺師の老婆勝ち続け

とにかく言葉の収集をし続ける。
それが結果を生む。
信じて続けるしかない。

動詞が2つ

動詞の2つある俳句。
その主語は。
たとえば

  しがみつくカマキリ腹を膨らます

「しがみつく」はカマキリとワタシが主語。
「膨らます」はカマキリが主語。
こんな構成の作品がよくできる。
隠された「ワタシ」という主語に
作品の戦略性を持たせている訳だが
それはいいのか?
あるいは、それに気付いてくれるのか?

悪意の俳句

「老人いじめ」の俳句を書くとすらすら行く。
悪意の俳句が性に合っているのか?
とにかくこのジャンル、いつもアンテナを張っていたい。

  老人を置いてきぼりに秋のバス

「返歌」みたいなもの

宇宙飛行士の活動をTVで観ていて。

  隣には宇宙飛行士秋深し

「秋深し隣は何をする人ぞ」
の300年後の返歌みたいなもの。
軽いかもしれないが
作者としては気持ちいい。

狂気不足

たとえば、弱いモノをいじめる。
そんな俳句を書きたい。
容赦なくいじめると
きっと面白い?

まだまだ、狂気が不足なのだ。

  四畳半枯葉敷き詰め母座る

文学はあるときは狂気なのだ。